花子とアンに見るコーチングエッセンス

2014-05-31

校長から「落第教師だったのに良く頑張っただな」
とお褒めの言葉を受けた卒業式。

途中、家の事情で親戚の家に引き取られ転校ではなく学校に行けなくなったタエさん。
彼女から来た手紙を卒業式の後のクラスで読み上げます。

皆と一緒の教室に想像の翼を広げて行っていること。 おとうが買ってくれた本に花先生の
書いた話が載っていて読んだこと。
知らなかった英語を花子に教えてもらい忘れていない アイラブユー。テンキュウ!が最後に。

花子は、自分の幼い頃とダブったためか勉強好きなのに勉強出来ない彼女に
見せたくて書いた‘ミミズの女王’が掲載された本がタエさんの手に届いたのでした。
良かった!!切手代もなかったタエさんからきた手紙は返事を出す住所も書いていない
人伝いに奇跡のように手元に届いたものだったから。伝える方法として雑誌に投稿したもの。
見てくれることを祈っていました。
それと共に花が教え子に最後のメッセージとして伝えたのは
皆は、家族が支えてくれたからこうして学校を卒業できたこと。
これから先どんな事があってもどこに行っても
家族が見守ってくれていること忘れないようにということ。

今は、小学校卒業というのは当然中学に入る事が決っていますが
当時は、そこで教育を終える子も沢山いたはずです。
花子のはなむけの言葉は
生涯を通して自分という尊い存在を大切にと言いたかったかと思いました。
子どもが親から自立する時に大切なのは、安心して帰る家が必ずあると思えること。
無条件で受け入れてくれ愛してくれる家族が存在していると思えること。
その滑走路があるからこそ飛び立つ自信が生まれます。
離れて暮らしていても花子はそうだったという確信もありますしね。

人と関わる時に大切なのは相手を思いやる、大切な存在だと感じてもらえる事が
信頼関係を生みだすでしょう。

父は、旅立つ息子吉太郎をひっそりとそして力強いエールで見送りましたね。


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