9月26日 花子とアン
9月26日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「アンを読むのは若い人たちだから美里の意見は正しいかも」
最終入稿のために花子の家を訪れている小鳩書房の社長と小泉君。
社長が題名を小泉君の提案で『赤毛のアン』にしようと提案すると
あまりにも直接的な表現で想像の余地がないと反論しなかなか話がまとまらない時間が過ぎていました。
赤毛のアンと言われて花子の表情はまるで作品を馬鹿にされたとでも言うような表情で。
そんな花子に娘美里が
「断然‘赤毛のアン’がいいわ。‘窓辺に倚る少女’なんておかしくて」
とかなり衝撃的なアドバイスをしていました。
花子と一緒のDNAのためか。
思った事を自分なりの言葉ではっきり言うことを尊重してきた村岡家だからか。
親は、自分の考え通りの行動や考え方をすると“いいこ”という都合の良い考え方をしてしまいがちです。
これは、親の物差しで物事をとらえる訓練をしているような感じがします。
出来事をどうとらえるかは親子でも違ってイイと思います。
違っていても言葉にした時、尊重してあげる・認めてあげる事ことこそが
将来 社会・集団の中で自分の判断が試されるときの基礎となるのではないでしょうか。
誰かの基準で判断するのでなく、自分の考え方を伝えて良い。
コミュニケーションで悩む人たちが おちいる不安は、
違うと混乱したり、判断が出来なくなるからかと思います。
「アンは、赤毛が自分の欠点だと思っているけどアンがアンらしい個性だと思うのです」
小泉君のこの感性が本の内容をより興味深くさせ人を引き付ける題名を生んだのでしょう。
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