『あなたの常識は私の非常識』
9月29日 マッサンに見るコーチングエッセンス
「酒蔵・土俵など日本には女の人が入ってはいけない場所があるんだ」
大正9年、ウイスキー作りの技術を学ぶためスコットランドに2年間留学していたマッサン。
そのマッサンの夢に向かうまっすぐな姿に心惹かれ親の反対を押し切って共に日本へきたエリー。
二人が大きな夢を抱きマッサンの故郷広島でのことです。
造り酒屋の息子の帰りを待っていた両親は家の後を継ぐことも考えていない
そして外国人の妻を連れてきたこと。ダブルの衝撃だったのでしょう。
日本の暮らしぶりを目にしたエリーだって大きな驚きの連続だったことでしょう。
何よりマッサンが、‘お母さんがエリーに会うのをとても楽しみにしている’
なんて言っていたのは全く逆で会ったとたんに
「外国人の嫁なんか認めない!」と激怒している様子は心痛んだ事でしょう。
日本酒の酒蔵を見せてもらって中に入ろうとするエリーが止められた言葉。
酒蔵は女人禁制。と外国の人には??理解できないことだったことでしょう。
二人がこれから国の違いによる常識の壁をどんなふうに
乗り越えて行くか楽しみですね。
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9月27日 花子とアン
9月27日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
『赤毛のアン』出版記念のパーティーが開かれています。
花子の挨拶は
「1冊の本が心の支えとなって自分を励まし勇気づけられるものです。
私にとってまさしくこの本がそうでした。
数々の試練の時がありましたが平和な世が来たら
日本中の多くの人に読んでもらいたいと思い書いたものです。」
スコット先生との約束を果たすのに19年かかったと言っていました。
花子に訪れた見通しのきかない細い道
何度も曲がり角を曲がる時その先にきっと一番いいものが待っている
と信じて勇気をもって曲がり角を曲がってきた証です。
変化を恐れず諦めず挑戦し続ける事を最後までメッセージしてくれました。
懐かしい人々が花子の翻訳した本を手にしている場面の映像も出ていました。
沢山の人たちが花子の赤毛のアンの出版を支えてくれていたのですね。
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9月26日 花子とアン
9月26日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「アンを読むのは若い人たちだから美里の意見は正しいかも」
最終入稿のために花子の家を訪れている小鳩書房の社長と小泉君。
社長が題名を小泉君の提案で『赤毛のアン』にしようと提案すると
あまりにも直接的な表現で想像の余地がないと反論しなかなか話がまとまらない時間が過ぎていました。
赤毛のアンと言われて花子の表情はまるで作品を馬鹿にされたとでも言うような表情で。
そんな花子に娘美里が
「断然‘赤毛のアン’がいいわ。‘窓辺に倚る少女’なんておかしくて」
とかなり衝撃的なアドバイスをしていました。
花子と一緒のDNAのためか。
思った事を自分なりの言葉ではっきり言うことを尊重してきた村岡家だからか。
親は、自分の考え通りの行動や考え方をすると“いいこ”という都合の良い考え方をしてしまいがちです。
これは、親の物差しで物事をとらえる訓練をしているような感じがします。
出来事をどうとらえるかは親子でも違ってイイと思います。
違っていても言葉にした時、尊重してあげる・認めてあげる事ことこそが
将来 社会・集団の中で自分の判断が試されるときの基礎となるのではないでしょうか。
誰かの基準で判断するのでなく、自分の考え方を伝えて良い。
コミュニケーションで悩む人たちが おちいる不安は、
違うと混乱したり、判断が出来なくなるからかと思います。
「アンは、赤毛が自分の欠点だと思っているけどアンがアンらしい個性だと思うのです」
小泉君のこの感性が本の内容をより興味深くさせ人を引き付ける題名を生んだのでしょう。
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9月25日 花子とアン
9月25日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「休館日なのに図書館に誰かいるみたいだ」
村岡さんが気づき離れにある歩ライブラリーに行くと
日中花子の家を訪れていた小鳩書房の門倉社長と部下の小泉君。
『風と共に去りぬ』に続く名作を出版したいと言っていたところに
6年もの間眠っていた原稿をダメもとで見てもらうことにしたら
花子の家から帰らすにいっきに読んでいたようです。
「素晴らしい。ありふれた日常の中に散りばめられた言葉を美しく書き上げている
主人公アンも魅力的だ。なぜこんな作品を読まなかったか!」←たぶんこんなカンジだったかと。
以前、小泉君が原稿を持ち込んだ時に読んでいなかったと。
娘、美里が激怒したのも無理がありません。
「お母様は、戦争の中命がけで書いたものなのに」と。
本気で取り組んでいる姿は誰かがきっと見ていて応援してくれるはず
希望を失わず思いを失わないで挑む事。
今、中学生たちが挑んでいる新人戦での試合の様子がFBの親御さんの投稿に見えています。
親もその姿を見ながら応援して共に味わっているのでしょね。
養女だったことを実母モモから聞いていたのに花子に真実を知っていることを言い出せなかった美里ちゃん。
「私は、私のほか誰にもなりたくないわ」って花子に言っていました。
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9月24日 花子とアン
9月24日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「純平はこんな私見たら苦しむわね。」
蓮子さんのそんな言葉を受けて花子は思いついています。
戦争で子どもを亡くして心を痛めている親たちは沢山いるはず
蓮子さんの母としての思いをラジオで話してもらえてたらいいのでは!
JOAKの黒澤さんからのOKが出て蓮子さんのラジオ出演になっていました。
可愛い子どもを戦地に送り出すことは2度と無いように。命が続く限り平和を訴え続けます。と
放送の帰り道、花子が蓮子さんを送りますというのですが
「もう、大丈夫よ。ごきげんよう」
と歩きだした蓮子さんは、大きな曲がり角を曲がって歩き出したのでしょう。
夫宮本さんが望んだ姿、短冊を持ちうたを次々と詠み始めていました。
希望を持つ。昨日のカヨもそう!
その時が来た。蓮子さんは蓮子さんの形で
‘曲がり角の先にある新しいこと’に進んで行くのでしょうね。
花子も村岡さんと共に戦火から残った本を沢山の子ども達に読んでもらえるようにと
『歩文庫ライブラリ―』という日本一小さい図書館を初めていました。
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9月23日 花子とアン
9月23日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「あなたにはあんなこと言ったけど、時代の波に飲み込まれたのは
私も一緒なの。私は、純平を守ってやれなかたの。」
蓮子さんの夫宮本さんが花子の家を訪れて妻を救えるのは花子さんだけだ。
と言われて戸惑いながらも蓮子さんの家を訪ねた花子でした。
自分も蓮子から言われた言葉に傷ついて悩んでいたから思い気持だったと察します。
「蓮さまに言われた言葉は胸に突き刺さったわ。
ラジオを通して沢山の若者を戦地に駆り立てて… 輝く未来があったのに。ごめんなさい」
ラジオのおばさんと呼ばれ沢山の子どもに影響を与えていると判りながら
軍の司令で書かれている原稿を読まざるを得なかった事実。
それを飲み込んで蓮子さんに自分の気持ちとお詫びの言葉を選んだ花子。
私は、自分が不本意だったこと、傷ついたということを面と向かって言うのが苦手です。
伝わる表現が上手く出来ないかも知れないよけいにややこしくなるかも
など不安が先立ってしまうから。
二人は、感性がまっすぐ表現出来るパーソナリティーを持つ共通点と
若い頃から率直に言い合える信頼関係があったからとは思いますが
腹を割って話せる まさしく腹心の友 なのだと思いました。
カヨが戦争孤児を養子にすると決心した時に花子とモモが
「それまで覚悟しているのなら応援するわ。」と言わせたカヨの言葉も素敵でした。
「世の中を渡っていくにはそれぞれ割り当てられた苦労をしなきゃいけないって最近よく思うの。
お姉やんには子供達に夢を与える仕事があるし、ももは家族のために頑張ってる。
私は、これまで自分のためだけに生きてきたけど今度はあの子達のために何か役に立ちたいの。」
郁也さんを亡くした悲しみから本当の意味で立ち直ったのかな。
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9月20日 花子とアン
9月20日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「あなたはいつも肝心な事を先に言ってしまう。おっとう、おっかあ、おらこの人と一緒になりてぇ」
甲府の家に兄吉三郎を追ってやってきた醍醐さんが逆プロポーズのように
この家において欲しいと花子の両親に言った言葉を受けて吉三郎さん、
所属の上官の承認が得られないからと言って何年も待たせた醍醐さんと結婚を決意しました。
土曜日はいつも盛り沢山な内容で(・_・;)
進駐軍の司令官が毅然として自分の意見を言う花子に対しての
真摯・紳士な対応も素敵でしたし。
昭和21年 JOAKのラジオに復帰した花子がパーソナリティーとの会話で言ったのが
H:全国の皆さん ごきげんよう。
P:最初に英語を教えてくれたのは女学校の先生ですか?
H:いいえ、父です。父は私が本好きなので東京の女学校に編入の手続きに奔走してくれたのです。
その手続きのために東京に出る汽車の中で英語を教えてくれたのです。
外国の言葉を知るということは心の窓を開くということです…
今、心の窓を大きく開けて一歩を踏み出しましょう!
これが花子が全国の視聴者に伝えたメッセージです。
戦争を乗り越えて、その上で現状を受け入れ自分たちに出来る事をする。
父、吉平さんは花子のラジオのメッセージを聞き 妻と穏やかな会話を交わし
その人生の幕を下ろす場面でした。
子どものためにそんなチャンスを生んであげられたら
親としてそんな素敵なことって☆
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9月19日 花子とアン
9月19日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「吉太郎、世間が何と言おうともおまんは俺の誇りじゃ。これまでもこれからも」
父吉平が倒れたと知らせを受けて東京から4人の兄弟が甲府を訪れていました。
小さい頃から父から愛されていないと感じ何かにつけ反発し、
職業軍人となり疎遠になっていた長兄の吉太郎さん。
戦争に敗れ自分の信じてきたことが全て否定されたように感じて
生きる希望を失っていたところの帰郷でした。
どんなにか嬉しかったことでしょう。
父親が自分の事をどう思い、‘誇り’とさえ言って認めてくれたこと。
子どもは、親の言ったことををワンシーンだけ切り取って
そこだけ強く記憶したり意識してしまうことがあります。
吉太郎さんは、小さい頃から花子と自分に対する親の期待の掛け具合を
比較して卑屈になっていたと思います。
大人になった今、そのことがすべて解消される父の言葉となったと思います。
その上で出たのが
「おとう、おかあこの家においてくれちゃ。そして葡萄酒の作り方教えてくれちゃ」
父が送った言葉に息子が返した言葉です。
コミュニケーションは、投げたものが帰って来るものですね。
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9月18日 花子とアン
9月18日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「今回は、見送らせてください。この著者は知名度も低く出版しても…。
弊社もまだ冒険できる状態ではありません。」
小鳩書房の編集者に渡した翻訳の赤毛のアンの原稿は採用させませんでした。
「スコット先生との約束が果たせると思ったのに」
と残念がる花子に夫村岡さんは
「もう、戦争も終わったんだし、花子さんの思いをのせて日本中の少女の手に
届く日がくるさ!」
まるで未来がが見えるように話す彼の言葉は
戦火の中苦労して翻訳した花子の思いを汲んであげるのに十分な言葉だと思いました。
落ち込んでいたり目の前に希望が見えなかったりする人に
目の前にどんな光景を思い描いてもらうか
何を目標に進むかを明確にする。
そんな存在が傍らにいたら素敵ですね、花子。
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9月17日 花子とアン
9月17日 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「あなたのせいよ。あなたが純平を戦地に送ったのよ。
ラジオをとおしてお国のために命を捧げなさいと…返しなさい!」
腹心の友 と誓いあっていた蓮子さんからのこんな言葉。
7年ぶりにあった蓮子さんは息子の戦死の知らせを受け
髪は真っ白になっていてその表情も昔のものとは全く変わっていました。
返す言葉も見つからない花子でした。
そんな事とは裏腹に編集長が花子の家を訪れ連れてきたのは
幼い頃にニジイロの読者で王子と乞食の大ファンだったという青年小泉君。
「彼の事を知ってこれはどうしても引き合わせないとと思って」
編集長が連れてきた彼が言ったのは
時間はかかるかも知れないけれど人々はきっと
本を必要とするようになるから翻訳が終わっている原稿があったら欲しいと。
戦争からの復興を果たす時に人々は希望を見出すために何を求めるか?
貴方に出来る事は何ですか。
それぞれが問われていたのでしょう。
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