6月25日 花子とアン
2014-06-26
6月25日
「せかっくのコーヒーがまずくなってしまった。」
カヨの勤めるカフェでたびたび居合わせる紳士。
なんと村岡兄弟のお父さんでした。
花子が新刊に書いてもらう交渉をしている女流作家に手こずる様子に
編集者は向いていないと忠告してくれていたあの人です。
花子が翻訳することとなった『王子と乞食』の割り付けを提案しに来た
村岡お兄さん。
斬新過ぎるとみんなに言われたけれど花子は気に入ったみたいで
同僚がいない時に
「素敵な割り付けを考えてもらってありがとうございました。」
と伝えていました。
ふられたと思っている相手によくぞ言えました!
正直な自分の考えを伝える。
自分の考えや気持ちを大切にし、そのうえ相手の考えや気持ちも尊重する、
そんな自己表現やコミュニケーションをアサーションといいます。
アサーティブな自己表現は、非主張的にも攻撃的にもなりません。
自分も相手も尊重することになるからです。
帰ってきた村岡さんの言葉もそうでした。
「花子さん、あなたの翻訳する言葉は素直で美しい」
胸に秘めた思いがきっとあるはずなんですよね。
病気の妻を見捨てることなく病院に行っている彼の誠実さが…。
*****************************************************************************************
←「6月24日 花子とアン」前の記事へ 次の記事へ「7月15日 花子とアン」→