『ホントの気持ちに気づく』
10月3日 マッサンに見るコーチングエッセンス
「この家やお母ちゃん取るかエリーを取るかどっちかにしなさい。」
マッサンはお母さんから言われた言葉に売り言葉に買い言葉で、
「勘当結構!出てとちゃるわい」と。
酒蔵にいる父の所に行き今夜の汽車で大阪に行くと告げて
返事も言わない父に怒ったマッサンでしたが
「エリーは良い子じゃないか。幸せにしてやれ。」とだけ。そして
「久しぶりに相撲取らんか?」突拍子もなく…。
始め手加減していたマッサンでしたが、父の本気さに次第に汗だくになって。
取組みながら父が言ったのは
「お前の尻は俺がなんぼでもふいちゃる。なんぼでもやってみぃ。」
父の言葉を受けてマッサンは
「自分でも判らんのじゃ、もしかしたら親父から逃げとんのかもしれん。
ウイスキーに逃げとんのかって。」
父の大きな愛の中に自分がいることを感じて実は不安でいっぱいな胸の内を伝えていました。
新しい事を始めようとする時、希望と一緒に来る‘本当に出来るのか’という不安と闘っていること。
父と同じ土俵では勝ち目がないから日本酒でなくウイスキーに逃げようとしていたのかと。
お父さんはマッサンが自分自身でも見えていない封じ込めた気持ちを口にさせ
それを受け入れるきっかけを作ってくれたのだと思います。
見えていないから不安になる。見えたら対処する方法を探すことが出来る。
婿養子で人一倍苦労したであろうお父さんがマッサンにくれたものは
男として命がけでやれ!というメッセージと共に何があっても守るという言葉で
自分の弱さや不安に気づき、父に認められていることを知り
決意を揺るがないものにしたに違いありません。
最後は、息子が投げ倒していました。自信になるよね~。
こんなお父さんだったら男前な息子になりますね!
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