6月10日 花子とアン
「違うてる!こっちがおもて富士じゃ!」
いつも「そうさな。。」
しか言わないお爺やんが、‘吉平の女’と名乗る新潟から訪ねてきたさださんが
言った言葉におおいに憤慨し言っていました。
「吉太郎さんは、自分の生まれ故郷の静岡から見る富士山が表だって言っていました」
甲府しか知らないお爺やんにとって毎日見ている富士山は、
とても大切で甲府の誇りと思っていたのでしょう。だから表は甲府。
“こだわり” 人はどうもみんな持っているもの
どうしてもこれだけは譲れない!という。
何かきっとその人なりの意味づけはあるのでしょうが
人にはわかりづらかったりします。
動かせないこだわりがある。と相手を認めると一緒に
自分のどうしようもない‘こだわり’って何かな?
って探してみたら。 案外どうでもいいことなのでは
なんてことにも遭遇するかも。
もしくは、自覚した上でとことん突き詰めるというのもありで。
そうしたら、相手のそんなところも許しちゃえ!
って思えたりもするんじゃないでしょうか。
おふじさんのプレゼントの『櫛』へのこだわりも半端ないです。
妻の怒りをかった おとうやん、お家に帰れるといいな。
6/9 花子とアンに見るコーチングエッセンス
6月9日
-蓮子様の歌集を見た時 雷に打たれたようでした。
お蔭でもう一度書くことが出来たのですー
初めて安東花子という名前で本が出版されたこと
9年間連絡を取る事の無かった蓮子に手紙を書いた花子でした。
やっと約束が果たせたのです。
嫁ぎ先で理不尽な扱いをされ打ちひしがれる日々の中で蓮子の
目がキラキラと輝いたのが印象的でした。
平凡な中に見る花子の平凡な視点が新しい!
と編集者に評価された『タンポポの目』の本は
職員室で校長や批判的だった先生たちも評価の高いものとなりました。
“引火”するように蓮子の歌集を見た花子が書きだした作品。
誰かに指示されたわけでなく、出版の見込みがあったわけでもないのに
蓮子の情熱と本を出すというエネルギーに花子も
火がついてしまったみたいです。
言葉や圧力で生まれるのでなく誰かの行動から
自分が動きたくて仕方がなくなる。衝動が止められなくなる。
花子と蓮子が腹心の友と呼び合う感性の響き合い
関係なのでしょうね。
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