6月13日 花子とアン
「ハナ、見つけた夢は夢中になって追っかけろし!」
お爺やんは、花子が書いた本を傍らに置きながめる毎日です。
字が読めなくともきっと婿どのや家族に読んでもらった話を
想像の翼を広げて味わっているのでしょう。
花子と話すお爺やん
「ハナの作る話はおもしれーな。わしらに作れんもん作ってくれちゃ」
きっとお爺やんは、家族のために畑を作り生活のために生きた事
後悔してはいないでしょう。花子のような孫を持ち
沢山の人を喜ばせる人を育てた事が誇りであったと思います。
自分以外の人の成功を信じ 成果を自分のことのように喜び
認めてまた先を目指すことを促す。
お爺やんは、素敵なコーチです。
頑固な面が表に出るお爺やんでしたが
決して多くを語らずそれでいて筋の通った姿勢は
脇の存在ではありましたが着目していた役どころでした。
もう一人
「ハナは東京に行きてえだけ?ふんじゃ行けし!」と
朝市、好きだと告白もしないまま 花子の成功を心から祈る人。
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6月12日 花子とアン
「その本明日学校からけって来たらお爺やんに読んでやれし」
過労からかふじ夫婦の仲を心配しての心労からか
倒れて床に付いているいるお爺やん。
花子がお爺やんのハナレに行くと花子の書いた
『タンポポの目』の本がありました。
字の読めないお爺やんがせっかく買った本、お話知りたいでしょうね。
ふじさん、花子に読んであげるよう言って朝送り出しました。
行商に出ようと庄屋に絹糸を仕入れに行き庄屋にふじさんと
一緒にいるよう諭されて家に戻った吉平は、
長年不仲だった舅に花子の本を読んであげます。
お爺やん、やっと吉平を認める言葉が
「ハナが本を出せたのは、東京の女学校に行ったからだ。
婿どんが変わりもんだったからかもしれんな」
チョット変ではありますが、何十年も家族であっても
気まずさが消えない関係だった二人が通じ合うこととなりました。
出来事は残酷でも、だからこそ気づかされることが多かったりします。
悪いこと?いいこと? いつも背中合わせ。
どちらと受け取るかは自分しだいです。
「俺はもう長くね。フジの事こぴっと頼むだぞ」
吉平さん、認めてもらって良かった。
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