6月11日 花子とアン
ふじが大噴火って。
夫の吉平を訪ねてきた新潟の謎の女のお蔭で
花子の家はみんな怒りでいっぱいです。
家族は 吉平がフジを裏切っていたこと
ずっと気ままに行商をしてフジに苦労の掛けっぱなし
だったことなど積もっていた不満を巻き込んで誰もがふじの味方についています。
そんな中で朝市は
吉平のために教会に頼みこみ本の部屋に寝泊まりさせてもらうこととし
食べ物も運んであげています。
花子に、
「おじさんのこと受け持ちのせいとだと考えて見ろ。
子どもが過ちをおかしたら良い方向に導くのが教師だろう」
朝市ってきっといい先生なんでしょうね。
冷静に出来事を判断し、間違いをきちんと相手に考えさせる言葉をかけ
そしていい方向に導いてあげる。
あの時代に相手を尊重する先生って貴重だったのではないかと考えました。
博多では蓮子が娘ふゆ子を修和女学校に入れるため手を尽くしていたのですが
夫と意見がぶつかっています
「ふゆ子さん、あなたは新しい時代のレディになるのよ」
きっと不自由な自分の環境と同じにしたくないのでしょうね。
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6月10日 花子とアン
「違うてる!こっちがおもて富士じゃ!」
いつも「そうさな。。」
しか言わないお爺やんが、‘吉平の女’と名乗る新潟から訪ねてきたさださんが
言った言葉におおいに憤慨し言っていました。
「吉太郎さんは、自分の生まれ故郷の静岡から見る富士山が表だって言っていました」
甲府しか知らないお爺やんにとって毎日見ている富士山は、
とても大切で甲府の誇りと思っていたのでしょう。だから表は甲府。
“こだわり” 人はどうもみんな持っているもの
どうしてもこれだけは譲れない!という。
何かきっとその人なりの意味づけはあるのでしょうが
人にはわかりづらかったりします。
動かせないこだわりがある。と相手を認めると一緒に
自分のどうしようもない‘こだわり’って何かな?
って探してみたら。 案外どうでもいいことなのでは
なんてことにも遭遇するかも。
もしくは、自覚した上でとことん突き詰めるというのもありで。
そうしたら、相手のそんなところも許しちゃえ!
って思えたりもするんじゃないでしょうか。
おふじさんのプレゼントの『櫛』へのこだわりも半端ないです。
妻の怒りをかった おとうやん、お家に帰れるといいな。
6/9 花子とアンに見るコーチングエッセンス
6月9日
-蓮子様の歌集を見た時 雷に打たれたようでした。
お蔭でもう一度書くことが出来たのですー
初めて安東花子という名前で本が出版されたこと
9年間連絡を取る事の無かった蓮子に手紙を書いた花子でした。
やっと約束が果たせたのです。
嫁ぎ先で理不尽な扱いをされ打ちひしがれる日々の中で蓮子の
目がキラキラと輝いたのが印象的でした。
平凡な中に見る花子の平凡な視点が新しい!
と編集者に評価された『タンポポの目』の本は
職員室で校長や批判的だった先生たちも評価の高いものとなりました。
“引火”するように蓮子の歌集を見た花子が書きだした作品。
誰かに指示されたわけでなく、出版の見込みがあったわけでもないのに
蓮子の情熱と本を出すというエネルギーに花子も
火がついてしまったみたいです。
言葉や圧力で生まれるのでなく誰かの行動から
自分が動きたくて仕方がなくなる。衝動が止められなくなる。
花子と蓮子が腹心の友と呼び合う感性の響き合い
関係なのでしょうね。
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6/7 花子とアンに見るコーチングエッセンス
「おかあのくせに今頃気づいただけ?」
朝市の母が花子の留守中家に来てふじと交わした会話。
見合いの話がいくら来ても息子の朝市が断り続けているのは
もしかして花子が好きだから?って言った返事。
ふじさんは、人の気持ちがよく判り
家族や子ども達を言いたいことも言わず見守り続けています。
コーチングをしていていつも思うのは
相手の話を聞いていて客観的に見えて
変だな?とかこうしたらいいのに!
思える事が多くあります。
そんな時は、グッとこらえます。
相手の気づきが出るまで聞こう!って。
アドバイスや盲点を指摘することは簡単。
でも
本人が気づかなければ次に結び付きません。
相手の事を心から応援すると決めて聞ききる覚悟がないと
本当にその人が行動に移せるようにはならないと思います。
実を言ったら私自身も自分の姿には
気付いていなくて周りの皆さんからのお言葉に支えられています。
素直に聞けるのは
相手が私の事を思って言ってくれていると感じるから。
「君は小説家になるには普通過ぎる。
今回の作品も普通過ぎる。だけど気を衒ったところが少しもない。
普通な事に光を当てた作品だ。」
出版社の編集長が言った言葉は花子が
きっと東京に出る!と思わせる希望が見えました。
指示・命令は逆効果!
人をその気♪にさせる効果は絶大でしょ
東京の宿泊先として妹の所に行った花子
カヨは洋装店での修業でどんな人生を歩むのでしょうね!
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花子とアンに見るコーチングエッセンス
「心に思ってること言わないのは、思っていない事と一緒だよ
後できっと後悔する」
妹のモモが父の進める見合いの相手と結婚する
と決めたのを聞いて花子は朝市に気持ちを伝えるよう言っていました。
教会の本の部屋でうたた寝している花子の顔を
愛おしそうに見つめる朝市の姿を見てしまったモモの決断。
切ないですね。自分の好きになった人が姉の事が好きって。
そんなことも知らない花子ですが
モモの気持ちは大切にしたい花子と切ないけれども姉のことも大好きなモモ
アドバイスを受けて朝市に告白しました。
「おら、朝市さんが好きだ」
ストレートに言えましたね。
お嫁に行く決心はついているけれども自分の気持ちを正直に
自分自身が受け止めるために。
北海道に行く決心が固まったモモでしたね。
アサーティブネスとは、相手も尊重した上で、誠実に、率直に、対等に、
自分の要望や意見を相手に伝えるコミュニケーションの方法論
このことが涙と一緒に思い浮かびました。
良いコミュニケーション法のひとつです。
花子とアンに見るコーチングエッセンス
「主人の看病は私がします。触らないでください」
炭鉱の爆発事故の事後処理で疲労のためか
夫 加納さんが倒れた時
加納家を取り仕切っているタミに言い切った蓮子。
炭鉱の爆発事故の時に現場にいた作業員たちが自宅に
殴りこんできた時 タミの采配で
多額のお金を渡しその場をおさめた事に反発した蓮子に対し
「妻らしいこと何もしない人は、人形らしく黙っていたらいい」
のタミの言葉
怒った蓮子は平手打ち!タミも反撃。
居合わせた加納まで「とんでもない伯爵家の令嬢だ」
蓮子辛かったね。
怒りの感情とどう付き合うか
感情というものは湧き上がってくるものだから
当然怒りの感情が無い人はいない
ただ、そのダメではないやっかいな感情とどう付き合うか。
八つ当たり やいつまでも忘れないでいる事は
周りの迷惑だったり自分自身が不機嫌な時間を増やす
エネルギーの無駄使いになってしまいます。
自分の怒りを否定しないで
なんでこんなに腹が立つのか
書き出したり迷惑のかからないところで叫んだり(笑)
一旦吐き出すと冷静に考える事が出来て
どうでもいいか!って思える事も多いはずです。
自分が嫌な気持ちでいるか良い気持ちでいるか
選ぶ方法はありそうですね。
その後
蓮子が寝ずの看病をし目覚めた加納さんが
「まさか お前が看病してくれるとはな。倒れてみるもんばい」
といって蓮子におかゆを口に運んでもらっていました。
良いことと悪いことは 隣り合わせなんですね。
花子とアンに見るコーチングエッセンス
「モモの事はそっとしておいてやれし」
花子がモモの縁談話が進まないように企てた ー合同パルピテーション会ー
の後、母フジさんが花子に言っていました。
庄屋の息子たけしの家で朝市、たけし、花子、妹モモ。
4人の合コンは、昔小学校の時の一緒の顔ぶれだとたけしにおおいに
突っ込まれていました。
そうそう、あのときはまだモモは赤ん坊。
それがお年頃になり朝市にあこがれているモモの気持ちを
察した花子が企画したパルピテーション会。
花子!だけどね、小学校の時から朝市は君にパルピテーションだよ…。
子どもたちのそんな思いを知っているふじさん。
“見守る” ことを花子にすすめていました。
年長者、親、上司など
経験値が高く結果が見える立場にある人は
どうしてもアドバイスや変なお膳立てをしたくなります。
そこでグッとこらえてその経験をあえてさせる、見て見ぬふりをする。
言ったら楽。でもそこでこらえ あえての見守りを選ぶのは結構キツイ。
ポイントはそこ!!
自分に出来るのは見守ってどうしようもなくなって援助を求められた場合のみ
助ける、アドバイスする。
を選びたいですね。転ばぬ先の杖 くらいやっかいなものはないです。
可愛い子には
魚を与えるのでなく魚の釣り方を教える
つまり経験させ実感するチャンスを与える事ですね。
蓮子さんが花子に手紙をくれたこと。今後が凄く気になる!
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